こんにちは、まむしと申します。
普段は某メガベンチャーで複数のウェブメディアの編集長を務め、戦略立案、記事企画、メンバーマネジメント、SNS運用、広報、他社メディアとのコラボなど、できるだけ食わず嫌いしないように、幅広く挑戦しようと考えています。そんな僕が日々考えたこと、学んだこと、迷ったり悩んだりしたこと、そしてそれをどう乗り越えようとしているか──そうしたリアルな「メディア運営」の現場感を、少しでもあなたと共有できたらいいなと思って始めたのが、このニュースレターです。
【目次】
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なぜこのニュースレターを届けているのか
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僕が歩んできた道と感じた課題
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「作り手」だけでなく「支える側」にまわる意味
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読者アンケートから見えた満足度と課題
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ライター・編集者だけじゃない、多彩なゲストたち
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あなたの「視野」を広げるきっかけに
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繰り返し読み返したくなる「知的ストック」
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これから一緒に作っていきたいこと
1. なぜこのニュースレターを届けているのか
僕は長年、メディア運営の裏側で起こるドタバタや、そこに潜む可能性、そして葛藤を見てきました。「編集って面白い」「コンテンツを作る人たちってすごい」という感動がある一方で、ビジネスモデルや組織体制が追いつかず、優秀な人材が離れていく辛い現場もかずかず見てきました。
こうした経験を通じて、「いかにすれば真摯にコンテンツを作る人たちが報われ、そして読者がずっと価値を受け取り続けられるメディアが育つのだろう?」と考えるようになりました。その思考プロセスを、できるだけオープンに、しかもあなたとコミュニケーションしながら深めていきたい……それが、このニュースレターの原動力です。
2. 僕が歩んできた道と感じた課題
新卒でネットニュース編集部に配属された当時、僕は「編集」の奥深さやドラマチックさに衝撃を受けました。でも3年が経つ頃、優秀な先輩がどんどん編集部を離れていき、現場は疲弊していきました。メディアの戦略を考える人材がいない、マネジメントが回らない、ビジネスサイドとの橋渡しが上手くいかない……。
そんな経験が僕に「このままでは、優秀な編集者や記者が活躍しづらいじゃないか」という問題意識を植え付けました。そして「自分はコンテンツを直接作るだけじゃなく、コンテンツを作る人たちを支えられる存在になりたい」と思うようになりました。
3. 「作り手」だけでなく「支える側」にまわる意味
僕自身も記事を書く「ライター」として稼働することはいまだにありますが、かといって、自分がすごいライターかというと、そういうわけではないと感じています。特ダネを追いかける記者魂や、取材相手と徹底的に議論する探究心に長けた先輩方には、やっぱり敵いません。その代わり、編集者やライターが全力でコンテンツに向き合えるような「場」を整えたり、ビジネスモデルの構築やマーケティング戦略によってメディアを持続可能にしたり、そんなサポート役に注力してきました。
このニュースレターでは、僕が学んだ経営学やメディア運営の知見、他業種との交流で得たヒントなど、「支える側」に回って得られた気づきを共有します。あなたがライターでも、ディレクターでも、あるいは全然別の領域の方でも、何か新しい視点が見つかるかもしれません。
4. 読者アンケートから見えた満足度と課題
2023年1月にこのニュースレターを立ち上げてから、何度かにわたって購読者の方々にアンケートを取ってきました。その結果、「とても満足」が73.1%、「まあまあ満足」が26.9%と、好意的な方が答えてくださったという前提はありつつ、100%の方に「満足寄り」の回答をいただくことができました。
ご満足いただいた理由として、「普通では知り得ない裏側の情報が参考になる」「メディア運営のリアルな課題と対策を知れる」「無料でここまで情報をもらっていいの?」などのご感想をいただいております。
一方で、「情報量が多くて、全部吸収しきれない」といった声もありました。僕としては、濃度の高い情報を届けたい気持ちもあるので、分量が多くなることがあります。そんなときは、気になったときに再読していただければ嬉しいですし、「ちょっと重いな」と思ったら飛ばして読んでも全く問題ありません。ご自身のペースで活用してもらえればと思っていますし、正直なところ、肌に合わないなと思ったら購読を止めていただいても構いません。
5. ライター・編集者だけじゃない、多彩なゲストたち
このニュースレターでは、編集者やライターだけでなく、オウンドメディア運営者、PR担当、イラストレーター、校正者、経営者など、「コンテンツ」に関わるさまざまな人たちとの対談やインタビューもお届けしています。多様な関わり方を知ることで、業界全体のダイナミズムを感じ取っていただきたいからです。
僕自身も知らない世界に触れたり、「こんな人がいるんだ!」と驚くこともしばしば。そうした「初めまして」の面白さを、ぜひ味わっていただけたらと思っています。。
6. 「視野」を広げるきっかけに
「ライターや編集業には、こんな可能性もあるのか」「他社ではこんなことをやっているんだ」「こんなビジネスモデルもあるのか」──そんな気づきが、みなさんが直面している課題解決のヒントになったり、これまで考えもしなかった道を切り拓く鍵になるかもしれません。僕が経験したことや、ゲストの方々から伺った話は、あなたが明日から実践できる小さな工夫や、長期的な戦略のアイデアにつながるはずです。
7.「知的ストック」として活用いただいている方も
読者の中には、「悩んだときにこのニュースレターを読み直す」と言ってくださる方もいます。必要なときに必要な情報を引き出せる「知的ストック」として、受信ボックスや専用フォルダにとっておくのもおすすめです。忙しくて全部読めなかった回や、最初はピンとこなかったテーマも、後から読み返すと「今まさに欲しかった視点かも」と思えることがあるかもしれません。どうか、あなたのペースで長く付き合っていただければ嬉しいです。
8. これから配信していきたいこと
最後に、これはあくまで「僕が一方的に語る」ニュースレターではなく、「あなたとの対話」を重視したいと考えています。「こんなテーマを取り上げてほしい」「ここがよくわからない」「あなたの体験談をシェアしたい」など、どんな声でも大歓迎です。SNSのDMやメンションでご意見・ご感想をお送りいただければ、できる限り拾っていきたいと思っています。僕自身もまだまだ学びの途上。皆さんと一緒に、より良いコンテンツ環境やメディア運営のあり方を探っていけたら本当に嬉しいです。
配信者「まむし」について
慶應義塾大学法学部卒業後、ネットニュースにて記者を務め、2013年には国内大手のメガベンチャーへ転職。編集部門をゼロから立ち上げ、編集部門の責任者として10以上のウェブメディアの立ち上げに携わる。2020年には経営学修士(MBA)を取得し、ビジネス領域での理論応用した編集現場での知見を各地で講演・執筆している。これまでセミナーは1000人以上が受講。
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