ライターの「地雷案件」からの突破口を考える
日本最大級のライターコミュニティ「Webライターラボ」。その代表としてものすごい数のライターさんの事例を見てきた中村 昌弘さんに、WEBライターがぶつかる4つの壁について掘り下げてもらいます。今回のテーマは「案件を獲得する壁」についてです。
「時給100円」に疲弊するケースも
まむし)前回のお話で、WEBライターには次の4つの壁があるとのことでした。まず1つ目の「案件を獲得する壁」について教えてください。
① 案件を獲得する壁
② 案件を継続依頼してもらう壁
③ 単価を上げられない壁
④ 長期的なキャリアに迷う壁
中村)厳密には、文字単価0.1円とか0.2円であれば誰でも見つけられるのですが、これらの案件をいくら重ねたとしても、生計が成り立つレベルではないですよね。時給100円200円の世界でお仕事をもらうことはできても、「良心的な案件に出会えない」。そういう状態で長い時間を使ってしまう人は、結構います。
ま)いわゆる・・・と言っていいのか分からないですが、Xなどで「地雷案件」と言われているやつですよね。
前回も話しましたが、クラウドワークスで「ライター」と検索したら、9万人もヒットしたんですよね。この中には、そうした「地雷案件」から抜け出せなかったり、あるいはもうすでにライター活動をやめてしまった人も多いのかもしれない。
中)そう思います。初めのころ、仕事を覚える意味でそういう案件に応募するのはアリかもしれませんが、そこからステップアップできる案件にたどり着けなかったり。「最初はこのくらいでいいかな」と思っていた状態がずるずると続いてしまうんですよね。
「地雷案件」からのステップアップ、できる人はここが違う
ま)地雷案件「ではない」案件に到達できる人と、そうでない人の差はどこにあると思いますか?