そのメール、ちょっと待って! ライターのメールにありがちなNGとは
社会人であればほぼ日常的に交わされるメールやチャットでのコミュニケーション。しかし意外と、そうしたテキストコミュニケーションのノウハウを誰かに聞く機会って少ないように思います。実際、こうしたテキストコミュニケーションがうまくいけば仕事の効率も上がりそうだし、周囲とも仲良くなれる気がしますよね。そこで今回は、『部下のメール・チャットが「読みづらい!」と感じたときに読む本』(星天出版)を出版した伊藤謙三さんにお話を伺いました。
■テキストコミュニケーションの重要性は、高まっている
まむし:伊藤さん、本日はよろしくお願いします!
伊藤さん:よろしくお願いします!
まむし:まず、昨年12月に『部下のメール・チャットが「読みづらい!」と感じたときに読む本』を出版されましたよね。メールやチャットのコミュニケーションの重要性は僕自信リモートワークが増えた今、改めて痛感しています。ご著作を拝読しては「わかる…!」「うちのことじゃん…」とうなずいてばかりでした。
伊藤さん:おっしゃる通り、リモートワークや在宅勤務が増えたことで、オンライン上だけで仕事が進むケースが格段に増えましたよね。以前のように、出社して対面でコミュニケーションを取る職場では、メールやチャットは「対面でのやり取りを補足するツール」という位置づけでした。しかしリモートワークでは、これらがコミュニケーションのメインツールになります。これは大きな変化だと思うんですが、「メールやチャットでのコミュニケーションのコツ」自体は、そこまで言語化されていない印象があります。実際、私がメールやチャットの文章を改善する講座を開いていても、幅広い業種や立場の方がお悩みなのだなと実感しています。
まむし:本当にそうですよね。テキストだと表情や声色が伝わらない分、細かなニュアンスが届きにくいなと感じます。
■編集者が微妙に困る「ライターからのメール」
まむし:伊藤さんは普段、編集者としてもご活躍されていますよね。このニュースレターを読んでいる方には、ライターや編集者、コンテンツに携わる人が多いと思うのですが、コンテンツ制作の現場でも「困るメール」ってありますかね。いや。ありますよね。
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- ■テキストコミュニケーションに横たわる「三つの課題」
- ■ 「了解です」だけだと冷たい?
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