今年もありがとうございました
12月と言えば「師走」。師匠も走るほどに忙しい時期という話を何度も聞きますが、僕は12月度、特にセミナーや寄稿のご依頼がいったんストップしており、少し自分に向き合う時間ができていました。来年何やろうかなあとか。これからの自分はどうしようかなぁ、とか。そんな中で考えたことを、今年最後に配信させていただきたいと思います。
◆当初から「軸にブレ」。でも新しい展望も
そもそも発信活動を立ち上げたのは、2年前。コロナ禍の中で人間関係が閉鎖的になった当時、「ネット上に友達ができたらいいな」と思ったのがはじまりでした。
当時は本当に数人でよいから、自分が発した何気ない日常のボヤキに反応してだべることができたらうれしかったのでした。その中で傷をなめあい、お互いを励ましながら、ちょっとずつみんな幸せになるような、そういう関係ができたらいいなぁと思ったというか。
結果的にその話がどんどん広がり、気づいたらお互いの人生相談ができるような人も出てきて、そこでの学びをnoteで発信したり、そこから派生してセミナーを開いて、出版の機会までいただけたり。そして今日、こうやってニュースレターを書いています。
「数人の仲良しができればそれでいい」と思っていた当初からすると、今こんなに、一対多に向けてノウハウめいたことを発信している自分の姿は「軸がぶれているな」と率直に思います。Xを立ち上げた当初、仲良くしてくださった方の中にはもう、疎遠になってしまった人も多いですし、「あいつは変わった」みたいな見方もあるのかもしれないなぁとも。
ただ、そんな自覚もありながら僕なりに「なんでSNSで発信するのか」を考えた結果、今の僕の発方針は、「書くことを生業にしている人たちの、自信を高めたい」という部分にあるように感じています。
ここでいう「書く人たち」にはライターや編集者、記者やコンテンツマーケッターの方などが含まれる想定ではありますが、正直「一億総発信者社会」な今、職種名にはあんまりこだわっていないつもりです
◆「踊り場にいる人たち」との対話を深めていきたい
職種名にはこだわらない半面、読者層として意識しているのは、「経験年数」です。できたら3年目以降くらいの、「一通り学んだが自分のやり方に自信が持てない」とか、もう一歩成長するには、今までやったことのない挑戦など何か勇気を出さないといけないフェーズにある人に僕なりに発信ができたらいいのかもしれないと思っています。
これは僕自身も転職をした3年目や、編集者に転向して3年後くらいが、ライター人生の中では1番悩んだ感覚があるのが大きいです。
その上で、書く人たちが自信が持てない要因はなんなのか。これは、僕の実体験でもそうですし、この2年くらいいろんなライター/編集者etc...の方ともお話してきて、大きく二つあると思っています。
一つは、ライター/編集者の視野を広げたり掘り下げる機会が少なくなっていること。
今やっている仕事のノウハウに染まりきると視野が狭くなりがちですし、誰しも忙しいと外に目を向ける機会は少なくなるものです。「気づけば踊り場で3年過ごしていた」みたいなことは、僕自身も経験があります。
自信を持てないもう一つは、「勇気を出してアクションする後ろ盾がないから」のような気がしています。
新しい取り組みをするには大なり小なり「えいや」という気持ちが求められますが、そこに伴走してくれるひとがいるかどうかで違うし、仮にチャレンジして、目に見える成果が出なくても「それでいいんだよ」と、挑戦自体を認めてくれる人がいてくれるのは大きい気がしていて。
僕自身も発信に関して挑戦を重ねる身なので何かを教えるなんておこがましいのですが、それでも隣の席で頑張る同僚みたいに、「頑張ってますね。すげえっすね」と、人によって先輩として、後輩として、同期として、励ましあえるような関係になれたらいいなと。
来年のSNS方針はこんな感じでいこうと思っており、もっと多くの人と繋がりにいこうと思っております。そんな感じで来年も配信を続けますので、よろしくお願いします!
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