「気の合わないクライアントからの撤退」は、責任不足なのか

【ご相談内容】
ライター歴3年目の者です。以前、とある案件を受けて執筆できなくなったことがあり、今でもどうすれば良かったのか思い起こして考えてしまうことがあります。
その案件は、ある企業さまのサイトをリライトするものでした。リライトに伴い、経営幹部の方に何度か取材をさせてもらいました。そこで、私はその方に幻滅したというか、人としてどうなのかと思ってしまうことがあったのです。
それでも頂いた案件ですので、私情は関係ないのだから責任を持って遂行しようとしました。しかし、引っかかった思いが徐々に重みとなり、途中で別のライターさんを紹介し、私はその案件でから手を引くことにしました。 人間関係で合う合わないがあるのは仕方のないことだと思います。
ただ、それを顕著に感じてしまい、責任を果たすことができなかったのは、まむしさんから見てどう思われますか? また、任務を全うするために、どうすればよかったのでしょうか。
【回答】
ご質問、ありがとうございます!
大前提、どの程度のクリティカルなすれ違いが発生したのかが大事だと思いますし、その案件が長期の仕事なのか、短期の仕事か(契約がどうなっていたのかなど)などによって変わるとは思います。
・・。などと言う予防線を張ったうえ(?)でお答えすると、結論「そういうことも、現場では起こりえるものでは?」と思いました。
どんな人にも仕事上の相性はありますし、案件を進めていくうちに不和が生じ、双方相談のうえで誰かにバトンタッチする自体は現実的に起こりえる。ドライに言えば、「確率論として起こりえることが、起こった」というだけにも映ります。事象自体は、そんなに気にしなくてもいいんじゃないでしょうか。
■「責任を果たす」って、なんだろう
ただ、一つだけきになったところがあります。