原稿提出「納期ギリギリ」はNG?前倒しのほうが助かる…?締切期待値との向き合い方

いつも通りXをパトロールしていたら、「ライターが納期ギリギリで原稿を提出するのって、NGなんだろうか」みたいなつぶやきをちらほら見かけました。ただ、この議論の発端になった元のつぶやきが見つけられず…。というかおそらく、「納期ギリギリってNGっていう人がたまにいるけど私はこう思う」みたいな個人個人のつぶやきが連鎖した感じで、特になにか、「元のつぶやき」があるわけじゃない気もします(何だか最近、こういうボヤみたいな投稿の連鎖、多いような)。今回はこれについて書いてみようと思います。
■納期、ギリギリでもいいと思うけど

結論、僕は「納期、守ってるならギリギリでも別にいいじゃん」派です…し、Xを見ていても、そういう人のほうが多いんじゃないかなと思っています。
この投稿を見て思い出したのですが、以前セミナーに登壇した際、「80点の原稿が締め切り前倒しで納品されるのと、100点の原稿が締め切りぎりぎりに納品されるのとだったら、どっちがいいですか?」という質問があったのを覚えています。
上記でなら僕は断然「100点の原稿がギリギリ納品派」だとその時もお答えしたのですが、「じゃあ100点の原稿が締め切り前倒しで納品されるのと、締め切りギリギリで納品されるのとだったらどうですか?」と聞かれると…「どうなんだろう」と、ふと思いました。
というか、おそらく今回のテーマって本当は「納期ギリギリに出すライターは一律NGだ」という議論というよりは、「納期ギリギリより、納期にゆとりをもって原稿を提出するライターのほうが重宝されるよね」という、「納期前倒しがベターかどうかを論じる話」のような気もしていて。「納期を守るのは当然で、それを前倒した方が生きていきやすいよね」という命題に対して是か非かを論じないとあんまり意味がないような気もします。
その前提で考え直すと、まず、大前提として締め切りには間に合っているので、ギリギリでも前倒しでも「両方ともありがたい」んですが、「同じクオリティなら、締め切りよりも早いほうが助かるんじゃないですか?」と言われると、否定できない面もあるようにも思ったりはします。原稿が早く来れば、後ろ工程にある編集などの業務の時間的ゆとりは増えるし、早い分には、何か原稿に修正点があっても、修正依頼をしやすいし。
ただ、これには要注意事項もあるような気はします。