台頭する“ネオひとり編プロ”。AI活用の先にある「つらさ」

最近、「AIで生産性をとんでもなく伸ばした」というライターや編集者の方に出会う機会が増えてきました。
むかしから「ひとり編集プロダクション」という言葉はあったような気もするのですが、今表れているのは、たった一人で何十本もの記事を書いたり、複数のプロジェクトを同時に進行したりと、通常なら何人もの編集者やライターが必要な量の仕事を、たった一人でこなしている人たち。
外注するでもなく、単に個人としてべらぼうな数の納品をこなしているという意味で、本当に言葉通り「ひとり編集プロダクション」というのか。適切な表現が分からなくてAIに聞いてみたところ、【ネオひとり編プロ】と言ってみるのはどうか」と言われ、まさにそんな感じ…なのかな。とりあえずこの配信では、そう呼ぶことにします。
彼らはいわゆるインフルエンサー(SNSなどで多くのフォロワーを持ち、影響力のある人)とは少し違うようにも思います。ネオひとり編プロ状態の人は特に有名というわけではなく、むしろ裏方として、通常なら会社やチームが行うような量の制作活動を個人で行っているからです。
かつては大勢のスタッフが必要だった作業を、一人で涼しい顔して効率的にこなし始めている人たち。複数の専門性を持つ人同士が協業しないとできなかったことも、AIを使いながら勘所を押さえて、一定水準の成果を出す方法を編み出している人も現れ始めています。
■一方で、「ネオひとり編プロ」状態も、つらい気がする
こんな風に記載すると、「じゃあこれからはネオひとり編プロの時代ということですね!」という論調に映るかもしれないのですが、「ネオひとり編プロという生き方も、それはそれでつらい」ような気はします。
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- ①モチベーションの問題
- ②AIを使いこなせる状態を維持するのが結構しんどい
- ③収益モデル自体がまだ不透明
- ■AI時代、やっぱり大事だなあと思うのは
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