コンテンツ予算、どう設定する?企業担当者の考え方
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コンテンツへの予算、クライアント内での判断軸は?
私はインタビューコンテンツ(主に採用・導入事例、広報コンテンツ)の製作を受けている、フリーのライターです。まむしさんが考える、企業へアプローチするために必要な考え方などに興味があります。
採用コンテンツは「結果が分かりにくい」「結果が出るまでに長期間必要」ですが、企業がどの程度重点を置くか(どの程度予算を組むか)を判断する基準や材料について、お聞きしたいです。
企業へアプローチする際の、説得材料の糸口にしたい思いがあります。
ご質問、ありがとうございます!!
コンテンツの予算への考え方、なるほど。僕もはじめて「ひとり編集部状態」になったとき、原稿料の設定や、毎年の制作予算策定の時、社内にどう話を通していこうかは悩んだことがありました。
特に今回のような採用コンテンツの場合、牛耳っているのがコンテンツのプロではない人事部だったりすることもあるし、「むやみにコンテンツ制作にお金はかけたくない」と言ったマインドが強そうですよね。
こういうケースだと特に、コンテンツを乗せる「もっともっとその先」(≒応募者数、採用人数)にKPIを持っているはずなので、そこに寄与するような成果とセットでないと「予算を増やそう」というロジックにならないというか。
◆「費用を減らす」「成果を増やす」どちらのアプローチで考えるか
1つ1つのコンテンツに対する原稿料金ということであれば「相場に合わせて決める」というのが結局マジョリティかなとは思うのですが、会社組織として「コンテンツにそもそもどのくらいの予算総額を課すのか」というボリューム感考えたり、制作予算をどこにどう振り分けていくべきかを考えていくときには、いろいろな考え方が存在します。
基本的に会社組織でのお話になるので、基本的な共通言語として「費用対効果」を意識するのは一つかなと思います。いわゆる”ROI”というもので、次のような公式を頭に描いて考えてみましょう。