「フィードバックが苦手な人」におすすめの4ステップ

「自信をもってフィードバックができない」。そんなお悩みをいただくことがあり、今回は編集者として多くの方にのライターさんにフィードバックをしてきた僕自身が意識していることをご紹介します。
まむし 2024.01.29
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このニュースレターでは、『誰も教えてくれない編集力の鍛え方』著者であり、某メディアの編集長を務める「まむし」が、発信力アップに役立つ情報や、読者の皆さんから寄せられる「こんな時どうする?」に答えます。

今回は、「フィードバックのコツ」について。

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さまざまなハラスメントが指摘される現在、僕の周りでも多くの人から「フィードバックの難しさ」について相談を受けることがあります。

・図らずも高圧的な物言いになってしまう

・逆に気を使いすぎて要望を伝えられない

・そもそも、わざわざフィードバックをする必要があるのか

象徴的だな、と思うのが一番最後に挙げた「わざわざフィードバックをする必要があるのか」という相談。ライターや編集者だと、フリーランスの方を相手にすることも多いですし、企業で勤めていても、目に見える義務や見返りがない中でどこまで「教育」を意識したフィードバックをすべきなのかは、悩むところですよね。

僕自身も率直に言うと、すべての人に「フィードバックを毎回密に重ねている」というわけではありません。ただ、「これはフィードバックを手厚めにすべきだな」というときと、そうでない時を次の4つのステップで見分けながら、対応を決めています。

自分の中にルールがあれば、「なぜここまで強く言うのか」(または言わないのか)に対する説明責任も果たしやすくなりますので、今日はその4ステップをご紹介します。

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続きは、2858文字あります。
  • ステップ1:何に起因するエラーなのか認識する
  • ステップ2:最終的なアウトプットへの影響はどの程度か評価する
  • ステップ3:発現頻度と掛け合わせ、対策を考える
  • ステップ4:伝え方を考える
  • #そもそも、フィードバックするのって義務なの?という問いも

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